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windows7にVagrantをインストールする

仮想環境

Vagrant(べいぐらんと)は、サンドボックスです。WindowsからもLinuxを扱うことができます。

はじめに

Vagrantを使って、VirtualBox上にCentOS7.5をインストールするします。

想定する環境

  • Windows7(32bit or 64bit)
  • Proxy環境下での構築を前提とします。

Ubuntuにインストールする場合は、以下のページを参考にしてください。

VirtualBoxをインストールする for Ubuntu

Vagrantをインストールします。centos7環境を作りますので、Vagrantのインストールのみ済ませてください。

Vagrantをインストールしてテスト環境を作る for Ubuntu

環境

OS Windows7 SP1 32bit
Virtualbox 5.2.32
Vagrant 2.2.5
ゲストOS CentOS Linux release 7.5.1804 (Core)

VirtualBoxのインストール

Vagrantを使用するため、まずVirtualBoxをインストールする必要があります。

①以下のサイトからVirtualBoxをダウンロードします。

Oracle VirtualBox Download

2019年8月時点の最新は「6.0.10」です。

32bitのWindowsを使用している場合は、旧バージョンを使用する必要があります。

Download VirtualBox (Old Builds): VirtualBox 5.2

②ダウンロードが完了したらダブルクリックしてインストーラーを立ち上げます。インストールが開始するまで「Next」をクリックしてください。

③VirtualBox のネットワーク機能をインストールするので、インストール中に一時的にネットワーク接続が切断される可能性があるという警告がでています。「Next」をクリックします。

④インストールが完了すると、以下のようにVirtualboxが起動します。

Vagrantのインストール

①以下のサイトからVagrantをダウンロードします。Windowsを使用している場合は、Windowsの欄のファイルをダウンロードします。(32bit版と64bit版に気をつけてください。)

Vagrant

②ダウンロードが完了したらインストール実行します。

③Nextボタンでインストールが完了するまで進みます。

インストールが完了したら、Windowsを再起動してください。

④インストールが完了したら、Vagrantコマンドが使えるようになります。コマンドプロンプトを「管理者として実行」で起動し、以下のコマンドでバージョンを確認してください。

c:\vagrant> vagrant -v
Vagrant 2.2.5

プラグインのインストール

「vagrant-proxyconf」をインストールします。プラグインは、Vagrant管理下のOS起動時にプロキシを自動的に設定してくれるプラグインです。たとえばyum,wget,curl利用時にproxyの設定をする必要が無くなります。

①コマンドプロンプトを「管理者として実行」で起動し、以下のコマンドを実行します。

c:\vagrant> vagrant plugin install vagrant-proxyconf

コマンドプロンプトでvagrantコマンドが使用できない場合は、パスが通っていない可能性があります。「コンピュータ」→「プロパティ」→「システム詳細設定」 – 環境変数 – システム環境変数「Path」を編集し、「C:\HashiCorp\Vagrant\bin」を追加してください。

②プラグインがインストールできたか確認します。

c:\vagrant> vagrant plugin list
vagrant-proxyconf (2.0.5, global)

プラグインを削除する場合は、以下のコマンドを入力します。

vagrant plugin uninstall vagrant-proxyconf

windows power shellの更新

Vagrantの環境を構築する前に、WindowsPowerShellを更新します。これを更新しないと「Vagrant up」コマンドがうまくいきません。

Windows7にPower Shell 5.1をインストールする

Vagrantに仮想マシンを追加する

①「C:¥vagrant¥centos75」フォルダ(ディレクトリ)を作成します。

②コマンドプロンプトを起動して、以下のフォルダに移動します。

cd C:¥vagrant¥centos75

③以下のコマンドを実行して仮想マシンを作成します。

c:\vagrant\centos75> vagrant init

④「C:¥vagrant¥centos75」フォルダに「Vagrantfile」が作成されます。これを以下のように編集します。

Vagrant.configure("2") do |config|
  # The most common configuration options are documented and commented below.
  # For a complete reference, please see the online documentation at
  # https://docs.vagrantup.com.

 config.vm.define "test" do |node|
        node.vm.box = "bento/centos-7.5"
        node.vm.hostname = "test"
        node.vm.network :private_network, ip: "192.168.15.33"
  end
end

※「config.vm.define “test” do |node|」以下を追加してください。

⑤vagrantを起動します。しばらく時間がかかります。

c:\vagrant\centos75> vagrant up

⑥起動が完了したら、以下のコマンドで状態を調べます。「running(virtualbox)」と表示されれば成功です。

c:\vagrant\centos75> vagrant status

起動していない「poweroff」の場合は、以下のコマンドで起動します。

c:\vagrant\centos75> vagrant reload

TeraTermのインストール・SSH接続

Vagrantの環境を設定できました。ここからSSH接続でVagrantにログインします。これで、VagrantのLinuxを操作することができます。

①以下のサイトからTeraTermをダウンロードします。

「Tera Term」定番のターミナルエミュレーター – 窓の杜

②インストーラーからインストールします。

③vagrantを起動します。

c:\vagrant\centos75> vagrant up

④TeraTermを起動します。ホストにVagrantのipアドレスを入力して[OK]をクリックします。

⑤ユーザ名(N)とパスフレーズに初期設定の「vagrant」と入力します。

⑤ログインが成功すると、以下のように表示されます。

[vagrant@test ~]$

⑥ログアウトする場合は以下のように入力します。

[vagrant@test ~]$ exit

vagrantを停止する場合は、コマンドプロンプトから以下のようにコマンドを入力します。

c:\vagrant\centos75> vagrant halt


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プロフィール

名前:イワサキ ユウタ 職業:システムエンジニア、ウェブマスター、フロントエンドエンジニア 誕生:1986年生まれ 出身:静岡県 特技:ウッドベース 略歴 20

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