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Pythonの処理進捗バーをtqdmで表示する

Python

Pyton実行処理の進捗バーをIDEや端末に表示します。

処理進捗バー

昨今Pythonがデータ分析や機械学習で使われるようになってきました。その影響もあってREPLやJupyter Notebook上でインタラクティブに作業することもあります。そんなとき、重い処理を走らせると一体いつ終わるのかわからなくて大変ストレスです。

そこで今回は「tqdm」を利用します。tqdmは、走らせた処理の進捗状況をプログレスバーとして表示するためのパッケージです。 ずいぶん前からあるパッケージですが、利用環境の変化や連携するパッケージの増加に伴い再評価されています。

進捗バーの実行結果


準備

当サイトでは、Vagrantでゲスト環境(仮想環境)を作ってPythonを使用しますが、それ以外の環境でも操作方法はだいたい同じです。

①vagrantインストール済みです。

Vagrantをインストールしてテスト環境を作る for Ubuntu

②VPSにPython3を作りました。これと同じ方法でPython3.6が扱えるようになります。

ConoHaのVPSにPython3環境を作る

環境

OS CentOS 7.1.1503
Python 3.6
tqdm 4.33.0

tqdmパッケージインストール

①pipでtqdmパッケージをインストールします。

pip install tqdm

②バージョンを確認します。

pip freeze
tqdm==4.33.0

コーディング

①Pythonを起動します。

python3

②以下の記述をしてEnterキーをクリック。

from tqdm import tqdm
 
for _ in tqdm(range(100)):
    time.sleep(0.1)

以下のような実行結果が表示されます。

 63%|█████████████████████████████▌                 | 63/100 [00:06<00:03,  9.69it/s]

上記のサンプルコードは、100回のループを100ミリ秒の間隔を空けて実行します。 実行すると、何もレスポンスがない状態で10秒間待たされます。


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プロフィール

名前:イワサキ ユウタ 職業:システムエンジニア、ウェブマスター、フロントエンドエンジニア 誕生:1986年生まれ 出身:静岡県 特技:ウッドベース 略歴 20

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