投稿日: | 最終更新日:
【Windows7】Pythonの統合開発環境PyCharmをインストールしてDjango開発【無料版】
WindowsにPyCharmをインストールしてDjango開発を準備します。
PyCharmとは?
PyCharmは「統合開発環境」(IDE)と呼ばれる開発ツールです。Pythonで開発をする際に様々な便利な機能を利用することができます。 仕事の現場では、メモ帳やvimを使って開発するとあまりにも非効率なので、このようなツールが一般的に使われています。
開発元のJetBrains社は、Java 向けの「IntelliJ IDEA」や、PHP 向けの「PhpStorm」等のIDEで有名です。Python 向けのIDEが「PyCharm」という位置付けになっています。Python 開発者は特に「PyCharm」を愛用している場合が多いです。
PyCharmを利用するまでの手順
①Python3をインストールします。
②公式サイトのPyCharmインストーラーからPyCharmをインストールします。
3.5 系でも 3.6 系でも Django 2.2 を使う上では特に問題ありません。しかし、3.7 系の安定版を選ぶのが今のところよいです。
システム用件
- バージョン2018
- 64bit版または32bit版のMicrosoft Windows 10, 8, 7(SP1)
- 4GB以上のRAM(8GB推奨)
- 2.5GB(うち1GBはキャッシュ用)のハードディスク空容量
- 解像度1024×768以上のモニター
- Python3.4から3.7 または Python2.6か2.7
バージョン2019から「64bitのみ」のサポートになりました。Javaの実行環境の変更(JDK11ベースに以降)に伴いバージョン2019からWindows版は「64bitマシンのみ」のサポートになりました。32bitマシンには、旧バージョンをインストールします。
venvとは?
仮想環境作成モジュールです。Python 3.3 以降では「venv」が標準で付属しています。Python 3.5 以降は仮想環境を作成するのに(「virtualenv」や「pyvenv」ではなく)「venv」が推奨されています。
pipとは?
Python(Djangoなど)の Python パッケージをインストール・アンインストールするためのパッケージ管理ツールです。Python 3.4 以降では「pip」が標準で付属しています。
Django開発環境をPyCharmで構築するまでの手順
工事中。
必要なもの
今回の作業をするにあたり、必要なものはWindowsあるいはMacPCのみです。
環境
PC | 32bit版のMicrosoft Windows 7(SP1) ※64bit版のWindows8、10でもOK。 |
---|---|
Python | 3.7.6 |
Pycharm | 2018.3.7 |
Python3.7のインストール
①pythonの公式サイトを開きます。今回は安定の「3.7」をインストールするので以下のリンクをクリックします。
②各OS向けのインストーラーが表示されますので、自身の環境にあったインストーラーのリンクをクリックしてダウンロードしてください。
32bit版Windowsにインストールするなら以下のリンクをダウンロードします。
→Windows x86 web-based installer
64bit版をインストールするなら以下のリンクをダウンロードします。
→Windows x86-64 web-based installer
をダウンロードします。
③ダウンロードしたinstallerをダブルクリックします。すると、以下の画面が立ち上がります。
Install now をクリックしてインストールを開始します。
※”Add Python 3.x to PATH” をチェックします。
完了すると、下のような画面になります。
④念のため、インストールできたか確認します。コマンドプロンプトを立ち上げて、以下のように確認してください。(windowsの場合)
C:\Users\user>python --version Python 3.7.6 C:\Users\user>where python C:\Users\user\AppData\Local\Programs\Python\Python37-32\python.exe
PyCharm CE をインストール
Community版(無料)である「PyCharm CE」のインストーラをダウンロードします。
①以下のサイトからインストールします。
今回は32Window7の32bit版をインストールしますので、左下の「Over version」をクリックします。(※64bit版OSを使用している場合は、そのまま画面右のDownloadをクリックしてください。)
②以下の画面が表示されたら、「PYCHARM COMMUNITY EDITION」の列にある「2018.3.6 for windows (exe)」をクリックしてダウンロードします。
②インストーラ「pycharm-community-20xx.x.x.exe」をダブルクリックしてインストールを完了させます。
次に以下の画面が表示されるので、そのままNextをクリックします。
※今回の例では、571.3MBの容量を使用します。
32ビット環境にインストールしている場合は、通常は以下の2箇所(「32bit launcher」と「Download and install JRE x86 by JetBrains」)は自動的にチェックされます。
※もしもチェックされていない場合は、チェックしてください。その他の箇所はチェックしないで構いません。Nextをクリックして次に進みます。
Installをクリックして、インストールを開始します。
以下の画面のようにインストールが開始されます。
以下の画面が表示されたら、インストール終了です。Finishをクリックしてダイアログを閉じてください。
PyCharmのはじめての起動
PyCharm CE を起動すると、いくつか初回設定を選択する画面になりますが、こちらは自分のスタイルに合わせて適宜選択します(後で変更し直すこともできます)。
①スタートメニューから「JetBrains」→「JetBrains PyCharm Community Edition」を選択してPyCharm起動します。
以下のように設定を引き継ぐかどうかを尋ねる画面が表示されます。今回はバージョンアップではないので、画面のように下の方を選択した状態でOKをクリックします。
②同意にチェックをして「continue」をクリックします。
③デザインを選択します。
PyCharm プロジェクトを作成
それでは、いよいよDjangoプロジェクトを作成します。
①PyCharm 起動後に「Create New Project」をクリックします。
②NewProjectを設定して「Create」ます。
Location | C:\Users\user\PycharmProjects\mysite |
---|---|
New environment using: | Virtualenv |
Location | C:\Users\user\PycharmProjects\mysite\venv |
Base interpreter: | C:\Users\user\AppData\Local\Programs\Python\Python37-32\python.exe(コマンドプロンプト「where python3」の実行結果が自動的に設定されます。) |
③「close」をクリックします。
PyCharm プロジェクトが作成されました。
Djangoをインストール
①「File」→「Settings…」を開きます。
②「project mysite」→「project Interpreter」を開き、右上にある「+」ボタンをクリックします。
③上の虫眼鏡の欄に「Djnango」と入力します。一覧にDjnagoが表示されますので、下にある「Install Package」をクリックします。
インストールが完了したら閉じます。
④Terminalを開く際、自動的にvenvをactivete状態にする設定を行います。「Tools」→「Terminal」を開き、「Shell Path」の部分に以下の記述を行います。
Shell Path | “cmd.exe” /k “”C:\Users\<ログオンユーザー名>\PycharmProjects\mysite\venv\Scripts\activate.bat”” |
---|
これでTerminal起動時にactivate.batが実行され、venvがactivateされます。
プロジェクトで使用するPythonのバージョンを変えたい場合、Pycharmだと「Preferences」→「Project:your_projcet_name」→「Project Interpreter」から変更することが多いです。しかし、この設定だとGUI上の操作では指定したPythonが使用されますが,Terminal上でPythonコマンドを使用した際に他のものが呼び出されてしまいます。
「cmd.exe」に「/k」をつけることでその後指定した内容を実行し、cmdを終了せずに引き続き表示させることが出来ます。今回はここにvenv下にあるactivateするbatファイル(activate.bat)を実行するように指定しています。(activete.bat、は元から存在しています。)
⑤Djangoがインストールできたか確認します。以下のように「Tools」→「Python Console…」をクリックし、Pythonのコンソールを起動します。
画面下部にコンソールが起動し、Pythonコードを入力できる状態になります。
以下のように入力してDjangoのバージョンを確認してみましょう。
import django django.get_version() '3.0.3'
「3.0.3」と表示されました。
⑥次に「Terminal」をクリックしてターミナルを開きます。
今度は、ターミナルからDjangoのインストールを確認します。以下のコマンドをターミナルに入力してください。
(venv) C:\Windows\System32>python -m django --version 3.0.3
「3.0.3」と表示されました。
⑦Djangoプロジェクトを作ります。ターミナルからディレクトリ(フォルダ)を移動します。
(venv) C:\Windows\System32>cd C:\Users\user\PycharmProjects\mysite
⑧以下のコマンドでDjangoプロジェクトを作ります。
(venv) C:\Users\user\PycharmProjects\mysite>django-admin.exe startproject mysite
プロジェクトが作成されました。
⑨Djangoを起動します。ディレクトリを移動して以下のコマンドを実行します。
(venv) C:\Users\user\PycharmProjects\mysite>cd mysite (venv) C:\Users\user\PycharmProjects\mysite>python manage.py runserver
⑩ブラウザを開き、「http://127.0.0.1:8000/」にアクセスします。以下の画面が表示されれば起動成功です。
ctrl+Cで終了します。
次回
インストールしたPycharmを日本語化します。
- Python 114
- 制作 54
- RaspberryPi 41
- Django 40
- WordPress 40
- Linux 27
- VPS 22
- JavaScript 21
- PHP 20
- HTML・CSS 19
- AWS 16
- 仮想環境 15
- レスポンシブデザイン 13
- マイコン 11
- WEB全般 11
- 動画製作 9
- Webサービス 8
- 統合開発環境 8
- 機械学習 8
- PyCharm 7
- jQuery 7
- AfterEffects 7
- 起業・設立 7
- Django REST framework 6
- C# 6
- デザイン 6
- SEO 6
- pydata 6
- Visual Studio 5
- 数学 5
- 携帯サイト 5
- heroku 5
- Mac 5
- illustrator 5
- node.js 5
- Anaconda 5
- Nginx 4
- Jupyter Notebook 4
- インフラ 4
- Google Colaboratory 4
- symfony 4
- Webスクレイピング 3
- photoshop 3
- Go言語 3
- PC 3
- ツール 3
- Docker 3
- facebook 3
- 作業効率化 3
- データベース 3
- Cloud9 3
- コマンド 2
- micro:bit 2
- Kali Linux 2
- Webサーバー 2
- MariaDB 2
- ドローン 2
- コンテナ 2
- DaVinci Resolve 2
- ネットワーク 2
- Java 2
- movie 2
- PCDJ 2
- 音楽 2
- XSERVER 2
- Ansible 1
- Vue.js 1
- JSON 1
- Bootstrap 1
- バージョン管理システム 1
- SSL 1
- S3 1
- ムームードメイン 1
- ネットワーク 1
- アニメーション 1
- D3.js 1
- Rhino 1
- アニメ 1
- git 1
- windows 1
- アクセス解析 1
- スマートフォン 1
- アフィリエイトノウハウ 1
- 知識 1
- TypeScript 1
- 役立つ本・書籍 1
- データサイエンス 1
- ESP32 1
- AI 1
- ownCloud 1
- API 1