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【無料】AWSのCloud9でPythonを使う【準備】
Cloud9は、ブラウザ上でプログラムを実行することができるサービスです。無料あるいは有料で今すぐに利用することができます。
AWS Cloud9とは?
Cloud9は、ブラウザ上で利用可能なIDE(Integrated Development Environment、統合開発環境)です。JavaScriptやPythonなど、様々なプログラミング言語のプログラミング、実行、デバッグができます。始まりはAmazonとは別の会社が運営していましたが、2017年初頭に買収されました。
利用可能なプログラミング言語 | HTML5,Node.js,PHP,Python, Django,Ruby,C++,WordPress, RailsTutorial,Blank,Harvard’s cs50 |
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こんな人におすすめ
Cloud9は、Djangoを開発することもできます。LinuxやMacの環境があればPCだけで開発を完結できますが、多くの人の場合、WindowsPCだと思います。新たにLinuxを用意するのが面倒な人はCloud9はお勧めです。ブラウザ上で動くCloud9なら、ブラウザを動かすOS自体はWindowsでもMacでもなんでも構いません。
そのまま本番環境へ
Cloud9で作成したプログラムが動くのは、EC2上のAmazonLinuxです。そのままEC2を本番環境として使用すれば移行やでデプロイの手間も少ないです。
※Cloud9は、AmazonLinx以外にも利用できます。
Cloud9をはじめてみる
①まず、AWSのアカウントを持っていない人は、アカウントを作りましょう。AWSは、アカウントを作ってから1年間は無料枠というものがあり、ある程度は無料で利用できます(2019年8月現在)。ただし、無料で使用する場合も必ずクレジットカードあるいはデビットカードが必要です。
→AWS
必要なもの | クレジットカード or デビットカード |
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EC2の環境へのデプロイを選択した場合、EC2のインスタンスの利用料金がかかります。
②-(1)下記のリンク先にアクセスし、「今すぐ製品の使用を開始」をクリックして下さい。
②-(2)先程作成したアカウントを入力し、サインインしてください。
②-(3)サインインしたら、「サービスを検索する」から「Cloud9」を検索します。
②-(4)Cloud9のトップ画面に戻るので、「Create Environment」をクリックします。
②-(5)以下のようなページが表示されます。ページ上部に表示されているアラートは、「この環境専用のIAMアカウントを作れ」と言っていますが、とりあえず無視します。(xボタンを押して消しましょう。)
②-(6)このページでは、環境の名前(Name)を入力する必要があります。下の例では、説明(Description)も入力しています。入力し終わったら、”Next Step”をクリックしてください。
②-(7)以下のようなページが表示されます。Cloud9で開発する環境をどこに作るか選びます。初期選択の「Create a new instance for environment」を選択します。(EC2インスタンスを新しく立ち上げます。)
Instance Typeは、t2.microを選択します。
t2.micro
Free-tier eligible. Ideal for educational users and exploration.(無料利用枠。教育ユーザーや調査に最適です。)
※既存のEC2インスタンスを利用する場合はもう一つの選択肢を選びましょう。
②-(8)②-(7)のページのすぐ下にPlatFormがあります。今回は「Amazon Linux」を選びます。また、「Cost-saving setting」は「After 30 minutes」を選択します。最後に”Next Step”をクリックしてください。
Cost-saving setting(コスト削減設定)
Choose a predetermined amount of time to auto-hibernate your environment and prevent unnecessary charges. We recommend a hibernation settings of half an hour of no activity to maximize savings.
環境を自動的に休止状態にし、不必要な課金を防ぐために、あらかじめ決められた時間を選択します。節約を最大化するために、30分間何もアクティビティを行わないハイバネーション設定をお勧めします。
IAM Roles
AWS Cloud9 creates a service-linked role for you. This allows AWS Cloud9 to call other AWS services on your behalf. You can delete the role from the AWS IAM console once you no longer have any AWS Cloud9 environments
AWS Cloud9は、サービスにリンクされたロールを作成します。これにより、AWS Cloud9はユーザーに代わって他のAWSサービスを呼び出すことができます。 AWS Cloud9環境がなくなったら、AWS IAMコンソールからロールを削除できます。
②-(9)下記の確認ページが表示されます。ページ右下の”Create environment”をクリックしてください。
くるくるまわるインジゲータが表示されます。2~3分待つと環境が作成され、この環境専用のEC2インスタンスも作成されます。
Cloud9のIDE
IDEが利用できるようになりました。
①以下のページは、作成したEC2インスタンスにsshログインした状態のコンソールです。真ん中にある”Create File”をクリックします。
②ファイルを編集するタブが開きます。タブ名は「Untitled」になっています。まず、Pythonの簡単なFor文を書いてみます。
for i in range(0, 10): print(i)
③保存先・保存名などをきめるダイアログが開きます。任意の名前を入力して「Save」をクリックしましょう。
④上の「Run」ボタンをクリックします。下のコンソールに実行結果が表示されました。
次回
次回は、Cloud9を遠隔で共有できるように設定したいと思います。
- Python 114
- 制作 54
- RaspberryPi 41
- Django 40
- WordPress 40
- Linux 27
- VPS 22
- JavaScript 21
- PHP 20
- HTML・CSS 19
- AWS 16
- 仮想環境 15
- レスポンシブデザイン 13
- マイコン 11
- WEB全般 11
- 動画製作 9
- Webサービス 8
- 統合開発環境 8
- 機械学習 8
- PyCharm 7
- jQuery 7
- AfterEffects 7
- 起業・設立 7
- Django REST framework 6
- C# 6
- デザイン 6
- SEO 6
- pydata 6
- Visual Studio 5
- 数学 5
- 携帯サイト 5
- heroku 5
- Mac 5
- illustrator 5
- node.js 5
- Anaconda 5
- Nginx 4
- Jupyter Notebook 4
- インフラ 4
- Google Colaboratory 4
- symfony 4
- Webスクレイピング 3
- photoshop 3
- Go言語 3
- PC 3
- ツール 3
- Docker 3
- facebook 3
- 作業効率化 3
- データベース 3
- Cloud9 3
- コマンド 2
- micro:bit 2
- Kali Linux 2
- Webサーバー 2
- MariaDB 2
- ドローン 2
- コンテナ 2
- DaVinci Resolve 2
- ネットワーク 2
- Java 2
- movie 2
- PCDJ 2
- 音楽 2
- XSERVER 2
- Ansible 1
- Vue.js 1
- JSON 1
- Bootstrap 1
- バージョン管理システム 1
- SSL 1
- S3 1
- ムームードメイン 1
- ネットワーク 1
- アニメーション 1
- D3.js 1
- Rhino 1
- アニメ 1
- git 1
- windows 1
- アクセス解析 1
- スマートフォン 1
- アフィリエイトノウハウ 1
- 知識 1
- TypeScript 1
- 役立つ本・書籍 1
- データサイエンス 1
- ESP32 1
- AI 1
- ownCloud 1
- API 1