ホーム >  PC >  PCが起動しないときに備えるバックアップ for Windows7

投稿日:

PCが起動しないときに備えるバックアップ for Windows7

PC

a0006_001158_m

PCが突然起動しなくなるときがあります。今まで蓄積したデータが一気にパーになる恐ろしい出来事に備えるため「システム修復ディスク」を作って置きましょう。

PCトラブルは晴天の霹靂

PCはあらゆる理由で壊れることがあります。例えば以下の事例があります。

  • OSの破損
  • HDDの破損
  • ウィルス
  • ヒューマンエラーによるデータの消去

前回、私の自作PCが破損し、SSDをUSB接続してデータを救い出す方法をとりました。

システムドライブ(SSD)がブートしない件

本来このようなことはあってはならないため、「システム修復ディスク」と「リカバリーディスク」のご用意をお勧めします。PCになれない初心者の方、PCに熟練した方すべてが対象です。

システム修復ディスクとリカバリーディスクの違い

大事なデータを守るため、「システム修復ディスク」と「リカバリーディスク」の両方を用意しますが、目的が違います。その特徴は以下の通りです。

システム修復ディスク

「システム修復ディスク」には、コンピューターのハードウェアの構成が保存されます。システム修復ディスクは、大きく分けて2つの用途があります。

①システムが起動できなくなった場合、予め作成しておいたシステム修復ディスクからPCを起動します。起動したらシステム回復オプションから各種の修復を行います。

②システムが起動できなくなった場合、予め作成しておいたシステム修復ディスクとからPCを起動します。起動したら別途作成した「システムイメージ」を使用してCドライブを丸ごと復元します。

メリット
  • 「システムイメージ」があれば、Cドライブを丸ごと復元することができます。
  • 「システムイメージ」があれば、新しいHDDにも復元できます。
  • Windows7の標準バックアップ機能であるため簡単です。
  • 修復後は、あらゆる認証をする必要もありません。
デメリット
  • ハードウェア構成が変更になったときには再度作成します。
  • Cドライブを丸ごと復元するには、別途システムイメージを作成する必要があります。
  • PCがウィルスに侵された状態で復元すると、その状態のまま復元されてしまいます。

リカバリーディスク

「リカバリーディスク」は、PCを工場出荷状態に戻すものです。例えば、HDDが壊れた場合、新しいHDDに再度インストールすれば、購入状態に戻すことができます。リカバリーディスクがない場合は、ハードディスクの「リカバリー領域」を使用してカバリーすることがあります。

メリット
  • PCを工場出荷状態に戻せます。
  • ディスクがない場合は、メーカーユーティリティで自分で作成できます。
デメリット
  • データをバックアップせずにリカバリーをするとそのデータはすべて消えます。
  • 中古のPCや自作PCを買った場合、一般的にリカバリーディスクはついていません。
  • メーカーユーティリティから作る場合、DVDが2〜3枚程度必要になります。

バックアップの頻度

「システム修復ディスク」は基本的に1度で良いので、システムイメージを定期的にバックアップします。1ヶ月に1度バックアップする人もいれば、1周間に1度バックアップする人もいます。

システムイメージは容量が大きいため、すぐにHDDがいっぱいになってしまうと思います。外付けのHDD内に3世代前までのシステムイメージとっておき、それ以前は消去してしまいましょう。

システム修復ディスクとシステムイメージの作成手順

①「コントロールパネル」→「システムとセキュリティ」→「バックアップの作成」を選びます。

rec0001

rec0002

rec0003

システムイメージの作成

①「システムイメージの作成」をクリックします。

rec0003

②容量が大きくなると思うので、システムイメージの作成先をハードディスクにします。

rec0005

③システムイメージが作成されます。

rec0006

システム修復ディスクの作成

①「システム修復ディスクの作成しますか?」と聞かれますので、ディスクを作成ます。

rec0011

※システムイメージ作成後ではなく、「バックアップの作成」からも作成できます。

rec0003

②DVDディスクを挿入したら、ドライブを選択します。

rec0010

③>システム修復ディスクの作成します。

rec0012

システム修復ディスクは毎回作らなきゃダメ?

システムイメージを作成する度、PCは「システム修復ディスクの作成しますか?」と聞いてきますが、結論は「No」です。システム修復ディスクは、1度作成すれば大丈夫です。

ただし、ハードウェアの構成を変えた場合、念の為もう一度「システム修復ディスク」を作成しましょう。

トラックバック用のURL
プロフィール

名前:イワサキ ユウタ 職業:システムエンジニア、ウェブマスター、フロントエンドエンジニア 誕生:1986年生まれ 出身:静岡県 特技:ウッドベース 略歴 20

最近の投稿
人気記事
カテゴリー
広告