ホーム >  マイコン > RaspberryPi >  ラズパイAIサーバを作る(ストレージサーバ編 動作確認)

投稿日:   |  最終更新日:

ラズパイAIサーバを作る(ストレージサーバ編 動作確認)

RaspberryPi

前回、ファイル保存用のストレージサーバを作りました。今回は、コマンドで動作確認します。

ラズパイストレージサービスの概要

ラズパイ3を使って、ストレージサービスを作ります。ざっくり説明すると、以下のような構成になります。

準備

用意するものは以下の3点のみです。

  • ネットワーク・インターネット接続環境
  • RaspberryPi3
  • クライアントPC

ラズベリーパイとクライアントPCの環境を設定します。

①ラズパイの初期設定を行い、IPアドレスを固定します。

ラズパイAIサーバを作る(ストレージサーバ編 ラズパイ準備)

②Go言語をインストールし、ストレージサーバプログラムをセットアップします。

ラズパイAIサーバを作る(ストレージサーバ編 Go言語開発環境作成)

ネットワーク・インターネット接続環境

必要なソフトウェアを入手するため、インターネット環境を用意します。また、ラズパイと通信して操作するためにネットワーク環境必要です。

RaspberryPi3

ストレージサービスのサーバとしてRaspberryPi3ModelBを使用します。RaspberryPi2ModelBでもかまいません。

RaspberyyPi Raspberry Pi 3 Model B (Element14)
OS RASPBIAN JESSIE LITE
ipアドレス 192.168.11.5

クライアントPC

操作開発用のクライアントPCを用意します。windowsでもmacでも可能ですが、今回はubuntuを利用します。

OS Ubuntu 16.04.1 LTS 64bit

ストレージサービス起動

クライアントPCからラズベリーパイへSSH接続します。そして、ストレージサービスを通常起動します。

①クライアントPCの端末から、ラズベリーパイへSSH接続します。(※ラズベリーパイのipアドレスは、「192.168.11.5」とします。)

ssh pi@192.168.11.5

②ストレージサービスを通常起動します。

cd /home/pi/CQ/MyServer/MyStorageServer
./MyStorageServer

以下のように表示します。

starting My Storage Server

   ____    __
  / __/___/ /  ___
 / _// __/ _ \/ _ \
/___/\__/_//_/\___/ v3.2.3
High performance, minimalist Go web framework
https://echo.labstack.com
____________________________________O/_______
                                    O\
⇨ http server started on 192.168.11.5:3001

※Ctrl+Cで停止します。

動作確認

①同一のLANに接続したクライアントPC(Ubuntu)で、端末を開きます。「Ctrl+Alt+T」

アクセス確認

①ストレージサービスのアクセスを確認します。

curl -s http://192.168.11.5:3001/

以下のような結果が表示されます。

My Storage Server Ver0.2

ファイル保存確認

①Ubuntuで端末を開くと、ホームディレクトリがカレントディレクトリとなります。ホームディレクトリにテスト用の以下のテストファイルを作成します。

vi my.data

my.dataの内容は”aaaa”など、適当な文字列でOKです。

「my.data」ファイルをラズベリーパイの保存用ディレクトリへ保存してみます。

curl -s -F "name=my.data" -F "file=@my.data" "http://192.168.11.5:3001/storage/"

ラズベリーパイの以下のディレクトリに、「my.data」ファイルが保存されます。

  • /tmp/
  • Storage/
  • DATA/
  • my.data

※「/tmp/Storage/DATA」ディレクトリは、あらかじめ作成しておきます。「/tmp/Storage/DATA」を保存場所にする設定は、前回の記事を参考にして下さい。

ファイル一覧取得確認

①ファイルの一覧取得ができるか確認します。

curl -s http://192.168.11.5:3001/Storage/

以下のような結果が表示されます。

{"files":["/my.data"]}

ファイル・データ取得の確認

①ファイルのアウトプットができるか確認します。

curl -s http://192.168.11.5:3001/storage/my.data -o output

my.dataの内容を確認します。

cat output

aaaa

ファイル情報取得の確認

①ファイル情報を取得します。

curl -I http://192.168.11.5:3001/storage/my.data

以下のような結果が表示されます。

HTTP/1.1 200 OK
Content-Length: 5
Last-Modified: Mon, 02 Oct 2017 16:55:36 UTC
Date: Mon, 02 Oct 2017 17:55:33 GMT
Content-Type: text/plain; charset=utf-8

ファイル削除の確認

①ファイルを削除します。

curl -s -X DELETE http://192.168.11.5:3001/storage/my.data

ファイル一覧を確認します。

curl -s http://192.168.11.5:3001/storage/

{"files":[]}

次回

次回は、ストレージサービスにレプリケーション(冗長化)機能を追加します。

【失敗】ラズパイAIサーバを作る(ストレージサーバ編 保存サーバを冗長化:レプリケーションする)

トラックバック用のURL
プロフィール

名前:イワサキ ユウタ 職業:システムエンジニア、ウェブマスター、フロントエンドエンジニア 誕生:1986年生まれ 出身:静岡県 特技:ウッドベース 略歴 20

最近の投稿
人気記事
カテゴリー
広告