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照度センサーでLEDをコントロールする(RaspberryPi3)

RaspberryPi

ラズベリーパイ3で、照度センサーを使ってみます。

前回までの内容

前回は、Lチカする前に準備する物を紹介しました。また、シェルスクリプトを利用したLチカを実行しました。

ラズパイでLチカ

LチカをPythonで行います。

Raspberry Pi 3でpythonを使ってLチカ

タクトスイッチでLEDをコントロールします。

スイッチでLEDをコントロールする(RaspberryPi3)

ラズパイ環境

RaspberyyPi Raspberry Pi 3 Model B (Element14)
OS Raspbian 8.0

今回の目的

照度センサーを使用して周囲の明るさを取得します。明るくなったら「1」を表示して、暗くなったら「0」を表示します。

照度センサーの値が「1」のときにLEDが光って、「0」のときLEDが消えるような回路を作成します。

準備

準備するもの

RaspberryPi(本体)
材料名 個数 金額
RaspberryPi3 1 4,800円
USBアダプタ 5V/2.5A(ラズパイの電源) 1 1,900円
LANケーブル 1
材料

材料は凡その値段です。

材料名 個数 金額
ブレッドボード 1 300円
ジャンパワイヤー(オス-メス)10本入り 1 220円
赤色LED 1 40円
抵抗(330Ω) 1 20円
抵抗(10KΩ) 1 20円
照度センサー(AMS302T) 1 140円
照度センサー(AMS302T)

照度センサーは、AMS302T(パナソニック)を使います。長い足が「アノード」で短い足が「カソード」です。しかし、LEDとは逆の接続で、カソード側を+に接続します。

照度センサーの値を取得

照度センサーの値を取得する回路を作成します。

【ブレッドボードの回路】

照度センサー: AMS302T

抵抗: 10KΩ

回路図は、Fritzingと呼ばれるソフトを使用して作成しております。

Fritzingで回路図を作ろう

gpioをpythonでリードしてみます。周囲が明るいとき。

①端末を開き、python3を起動します。

sudo python3

②以下のコードを入力します。

import RPi.GPIO as GPIO
GPIO.setmode(GPIO.BCM)
GPIO.setup(24, GPIO.IN)
GPIO.input(24)

「1」が表示されます。

1

周囲が暗いときのgpioをpythonでリードしてみます。(ペンキャップなどで照度センサーを隠します。)

①先ほどに続いて、「GPIO.input(24)」を入力します。

GPIO.input(24)

「0」が表示されます。

0

照度センサーでLEDを操作する

照度センサーとLEDを別回路にします。照度センサーが明るいとき、LEDをOFFにします。逆に照度センサーが暗いとき、LEDをONにします。

①以下のような回路を作成します。

②プログラムファイルを作成します。ホームディレクトリへ移動します。

cd /home/pi/

③nanoコマンドで、以下のように「hotaru.py」を作成します。

sudo nano hotaru.py
import RPi.GPIO as GPIO
import time

GPIO.setmode(GPIO.BCM)
GPIO.setup(23, GPIO.OUT)
GPIO.setup(24, GPIO.IN) 

try:
    while True:
        if GPIO.input(24) == GPIO.HIGH:
            GPIO.output(23, GPIO.LOW)
        else:
            GPIO.output(23, GPIO.HIGH)
        time.sleep(2)

except KeyboardInterrupt:
    pass

④以下のコマンドで実行します。

sudo python3 hotaru.py

明るい場所だとLEDが消えた状態です。

照度センサーを隠すと、LEDが光ります。

⑤プログラムを終了するには「Ctrl + C」を押します。

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プロフィール

名前:イワサキ ユウタ 職業:システムエンジニア、ウェブマスター、フロントエンドエンジニア 誕生:1986年生まれ 出身:静岡県 特技:ウッドベース 略歴 20

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