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PCからRaspberry Piへvnc接続する(有線)
使っているPCから、「Raspberry Pi」へSSH接続します。今回は、更に使いやすくするためVNCを設定して万全のリモート接続体制を構築します。
※接続方向は、PC(Ubuntu)→Raspberry Pi model 3です。
準備
ラズパイへPCからSSHを利用して接続します。接続元のPCと接続先のラズパイがローカルネットワーク(同じルータ)に接続されている必要があります。
※ラズパイへSSH接続するには以下を参考にしてください。
必要なもの
- Raspberry Pi(本体)
- Raspberry Piの電源ケーブル
- 接続元PC
- ルータ
- LANケーブル
環境
クライアントPC(接続元)
接続元PC | デスクトップ、またはノート |
---|---|
OS | Ubuntu 14.04.4 LTS 64bit |
接続先
RaspberyyPi | Raspberry Pi 3 Model B (Element14) |
---|---|
OS | Raspbian |
VCN接続とは
今回は、OSインストールしただけの「Raspberry Pi」に、有線LANでSSH接続します。SSH接続すれば、PCからリモートでラズパイを操作できますので、ラズパイに周辺機器を接続して直接操作する手間が省けます。
VNCのインストールと初期設定
接続元PC(Ubuntu)から操作します。
①ターミナルを起動し、以下のコマンドを入力してラズパイにSSH接続します。あらかじめ、ラズパイのipアドレスを確認しておきましょう。
ssh pi@確認したRaspberry Pi の IPアドレス
②以下コマンドでVNCサーバをインストールします。
sudo apt-get install tightvncserver
③以下コマンドでvncserverを起動します。
vncserver :1
④初回起動時は以下のようにvnc接続時に使用するパスワードの設定を求められます。「任意のパスワード」を設定しましょう。
You will require a password to access your desktops. Password: Verify: Would you like to enter a view-only password (y/n)? y Password: Verify:
⑤パスワードが設定されると以下のように表示されます。
Creating default startup script /home/pi/.vcn/startup Starting applications specified in /home/pi/.vcn/startup Log file is /home/pi/.vcn/raspberrypi:1.log
VNC接続
UbuntuにはデフォルトでRemminaというVNCクライアントがインストールされています。ので、それを使います。「アクティビティ」からアプリケーションの一覧を表示し、「Remmina」を選択して起動します。
ラズパイをシャットダウンした場合
※もし、一度ラズパイをシャットダウンした場合は、ラズパイにssh接続してvncserverを起動します。
①接続元のPC(linux)から、ターミナルを起動し以下のコマンドを入力します。
ssh pi@確認したRaspberry Pi の IPアドレス
②ラズパイにssh接続したら、以下コマンドでvncserverを起動します。
vncserver :1
VNC接続
①Remminaを起動し、「新規」をクリックします。
②接続設定ウィンドウが開いたら、プロトコルを「VNC – 仮想ネットワークコンピューティング」に変更し、「サーバー」には「ipアドレス:5901」を入力の後、ユーザー名を「pi」、パスワードに「raspberry」入力して「接続」ボタンをクリックします。
③vncパスワードにvncインストール時に設定した「任意のパスワード」入力して「OK」ボタンをクリックします。
④ラズパイにvnc接続し、画面が立ち上がります。
Remmina(VNC)のプロファイルを保存
接続情報を保存します。
①任意のプロファイル名を入力し、接続情報も入力したら[保存]ボタンをクリックします。
②Remminaにプロファイルが保存されました。
vncserverの自動起動
リモート接続が可能になりましたが、VNCを使うたびにRaspberry Pi3を起動するたびに毎回[vncserver :1]を実行する必要があります。面倒なので、cronで自動起動します。
①ラズパイ実機でもクライアントPCからsshでもどちらでも結構ですが、Raspberryのターミナルからで以下コマンドを実行します。
※sshのほうが便利です。
sudo crontab -e
②コマンドを実行するとエディタを選択するように促されます。「1-3」から好きなエディタを選択してください。
※私の場合vimは一応使います。
no crontab for root – using an empty one Select an editor. To change later, run ‘select-editor’. 1. /bin/ed 2. /bin/nano <---- easiest 3. /usr/bin/vim.tiny Choose 1-3 [2]:
vimエディタがコマンドラインに展開されます。
③vimの末尾に以下のコマンドを追加します。編集するには、カーソルを記述の末尾に移動させ、「a」を押します。
@reboot su -c “vncserver :1” ユーザー名
デフォルトの「ユーザ名:pi」でログインしますので、以下のようにします。
@reboot su -c "vncserver :1" pi
④「ESC」を押して編集モードを終了し、「SHIFT + ZZ」で上書き保存します。
⑤ラズパイを再起動します。このとき、vnc接続が切断されます。
sudo shutdown -r now
Raspberry Pi3を再起動した後、RemminaでVNC接続が可能か確認してください。問題無く接続できればOKです。
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