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CentOS7の時刻合わせを自動で行う(Chrony)

Linux

SentOS7の時刻合わせを行います。インストール直後は時刻があっていない場合が多いです。Chronyを使い、同期先は日本の標準時を作っているNICTにします。

centOS0009

環境

OS CentOS7 64bit

Chronyとは?

CentOS7から導入されたntp兼サーバです。起動すればインターネット時刻と自動で同期してくれます。CentOS7でNTPクライアントを設定するには、一般的にchronydを使うようです。

OS上にntpdもchronyも共存させることはできますが、どちらか一方が起動すると、もう片方は停止します。

rootユーザ切り替え

sudoコマンド等を利用しますので、ログインしたらroot にユーザーを切り替えます。

①画面上部のメニューバーにある「アプリケーション」→「ユーティリティ」→「端末」をクリックします。

centOS0008

②以下のコマンドを入力します。パスワードの入力が求められますので、root権限のパスワードを入力します。

su -

Chronyの設定

①Chronyをインストールします。(※CentOS7は、立ち上げ時からインストール済みです。)

yum install -y chrony

②chronyの設定をします。vimで以下のファイルを開きます。

sudo vim /etc/chrony.conf

以下のように編集します。「a」をクリックして編集モードにしてから入力します。

(変更前)

# server 0.centos.pool.ntp.org iburst
# server 1.centos.pool.ntp.org iburst
# server 2.centos.pool.ntp.org iburst
# server 3.centos.pool.ntp.org iburst

(変更後)

# server 0.centos.pool.ntp.org iburst
# server 1.centos.pool.ntp.org iburst
# server 2.centos.pool.ntp.org iburst
# server 3.centos.pool.ntp.org iburst
server ntp.jst.mfeed.ad.jp iburst
server ntp.nict.jp iburst

編集が完了したら、「ESC」で編集モードを終了し、「SHIFT + ZZ」で保存します。

③自動起動を有効化します。以下のコマンドを入力してください。

sudo systemctl enable chronyd

④chronyを起動します。以下のコマンドを入力してください。

sudo systemctl start chronyd

これでNTPサーバー構築が完了し、サーバーのシステム時刻が日本標準時に自動同期されます。

※起動直後は、時刻を同期しません。

時刻同期

①強制的に時刻同期をするには、以下のコマンドを入力します。

chronyc -a makestep

②時刻確認は以下のコマンドで行います。

date
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プロフィール

名前:イワサキ ユウタ 職業:システムエンジニア、ウェブマスター、フロントエンドエンジニア 誕生:1986年生まれ 出身:静岡県 特技:ウッドベース 略歴 20

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