CentOS6にnode.jsの最新バージョン（v8.4.0）をインストール

Vagrantで作ったCentOS6環境にnode.jsの最新版（v8.4.0）をインストールします。

Node.jsのインストール方法はいろいろ

Node.jsのインストール方法は複数あります。今回は、vagrantですし、TypeScriptを手っ取り早く使いたいという目的がありますので最短の方法を紹介します。

作業の流れ

1. node.jsのバージョン管理パッケージであるnvmをインストールします。
2. node.jsの最新版をインストールします。

準備

Vagrantでゲスト環境（仮想環境）を作ります。

①Virtualboxをインストールします。Virtualboxのインストールまでで結構です。

→VirtualBoxをインストールする for Ubuntu

②Vagrantをインストールします。centos6環境を作りますので、Vagrantのインストールのみ済ませてください。

→Vagrantをインストールしてテスト環境を作る for Ubuntu

ホスト環境

ゲスト環境

Vagrantへログイン

①【ホスト環境】端末を開き、前回構築したVagrantのディレクトリまで移動します。

cd vagrant/typescript/

②【ホスト環境】仮想マシンを起動します。

vagrant up

③【ホスト環境】ログインします。

vagrant ssh

④【ゲスト環境】rootにログインします。

sudo -i

⑤【ゲスト環境】パッケージをアップデートします。

yum update -y

nvmでインストール

nvmはNode.jsのバージョン管理ツールです。複数バージョンのNode.jsをインストールして管理することが可能で、コマンド一発で簡単に使用するバージョンの切り替えることができます。

①gitからnvmをクローンします。

git clone https://github.com/creationix/nvm.git ~/.nvm
source ~/.nvm/nvm.sh

②nvmのバージョンを確認します。

nvm --version
0.33.2

③ターミナル起動時にnvmコマンドが実行できるようにするため、「.bash_profile」を編集します。

vi ~/.bash_profile

以下の内容を追記します。

if [[ -s ~/.nvm/nvm.sh ]];
 then source ~/.nvm/nvm.sh
fi

④インストールできるNode.jsのバージョン確認します。

nvm ls-remote

nvmでインストール

①最新stableをインストールします。

nvm install stable

②インストールできたか確認します。

node -v
v8.4.0

※特定バージョンを指定する場合(例: v4.4.5)

nvm install v4.4.5

その他のコマンド

インストール済みのバージョンを確認するには以下のコマンドを実行します。

nvm ls
->       v8.4.0
         system
default -> stable (-> v8.4.0)
node -> stable (-> v8.4.0) (default)
stable -> 8.4 (-> v8.4.0) (default)
iojs -> N/A (default)
lts/* -> lts/boron (-> N/A)
lts/argon -> v4.8.4 (-> N/A)
lts/boron -> v6.11.2 (-> N/A)

以下のコマンドでバージョン切り替えを実行します。

nvm use v4.4.5
Now using node v4.4.5 (npm v2.15.5)

以下のコマンドでデフォルトバージョンの指定を実行します。

これを実行すれば、毎回useコマンドでバージョン指定しなくて済みます。

nvm alias default v4.4.5