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App Engine SDK for Goをwindowsへ設定する
ローカル環境でバーチャルに「App Engine」を使用するため、SDKを設定します。「Hello World」を出力するまでの手順について説明します。以下の公式サイトを参考にします。
→Hello, World! in 5 minutes
GAEでGoを使う意味
Go言語は、「Google App Engine」にとって都合のいい言語です。appengineではJava、Python、Goと3つの言語が標準サポートされています。
しかし、appengineは無数のインスタンスを負荷等に応じて随時起動・終了させます。特に、Javaのようにスピンアップの重たい環境は、起動のたびに長い待ち時間が生じさせます。一方、Pythonは比較的軽量ですが、Go に比べると重く、演算処理も時間がかかります。
Googleの想定とは違い、appengineはフルスタックのアプリケーションプラットフォームというより、「Google Compute Engine」や「Google Cloud Storage」などへのフロントエンドとしての活用が目立ちます。そこで、Goを使えば瞬間的に凄まじいアクセスが集中しても安心です。超軽量なGoのインスタンスであれば、必要な分だけ迅速に立ち上がります。
設定する前の準備
Go言語本体は必要か?
Go言語をインストールしていなくても大丈夫です。 必要なGoや、gofmt 等のールを含んでいるため、本体が無くともSDKは使えます。
Python2.7系のインストール
Go言語用のSDKを設定しますが、インストールにはPythonが必要です。
①Go言語を利用しますが、SDKを使うためPython2.7.xをインストールします。
※Python3系ではダメで必ずPython2系をインストールしましょう。
②インストールが完了したら以下のコマンドプロンプトでバージョンを確認しましょう。
python -V
ダウンロード
まずは、SDKをダウンロードします。
①以下のサイトを開きます。
→ Download the Google App Engine SDK
②Go言語を利用しますので、「go_appengine_sdk_windows_386-1.9.31.zip」をダウンロードします。
③zipを好きなディレクトリに解凍します。なるべく日本語名のフォルダ名を避けてください。
パスの設定
「goapp」コマンドを利用できるようにするため、環境変数にパスを通します。SDKそのものは展開した時点で使用可能です。しかし、パスを通しておけば開発環境用のGoをラップしたコマンドが「goapp」のみで可能になります。
goapp
※ただし、SDKには「gofmt」、「godoc」という、Go が持つコマンドとの重複します。 もちろん、「gofmt」、「godoc」は、Go 側でもSDK側でも、大きな違いはありません。問題となる可能性も残ります。
①「コントロールパネル」→「システム」を開きます。「システムの詳細」をクリックします。
②「詳細設定」タブの「環境変数」ボタンをクリックします。
③「システム環境変数」の「Path」を選択し、「編集」ボタンをクリックします。
④変数値の最後に、「C:\sdk\go_appengine;」を追加し、「OK」をクリックします。
コンフィギュレーションファイル(設定ファイル)を作る
SDKが起動できるか確かめるため、簡単なテスト用ファイルを作ります。
①テスト用に、単純なHTTPハンドラを作ります。「hello.go」は、「Hello, world!」が表示されます。
package hello import ( "fmt" "net/http" ) func init() { http.HandleFunc("/", handler) } func handler(w http.ResponseWriter, r *http.Request) { fmt.Fprint(w, "Hello, world!") }
②App Engineのアプリケーションでは、「app.yaml」という設定ファイルが必要になります。以下のファイルも作成しましょう。
application: helloworld version: 1 runtime: go api_version: go1 handlers: - url: /.* script: _go_app
③「hello.go」と「app.yaml」を配置します。「myapp」というフォルダを好きな場所(なるべく日本語が入らないパス)に作り、以下の構成でファイルを配置します。
- myapp/
- app.yaml
- hello.go
起動テスト
①コマンドプロンプトを起動し、カレントディレクトリを作成した「myapp」フォルダにします。
※C直下にmyappを作ったとします。
cd C:\myapp
②以下のコマンドを実行し、SDKを起動します。
goapp serve
③ローカルホストのページを開きます。ブラウザに「Hello, world!」が表示されれば起動成功です。
以上の操作で完了です。
- Python 114
- 制作 54
- RaspberryPi 41
- Django 40
- WordPress 40
- Linux 27
- VPS 22
- JavaScript 21
- PHP 20
- HTML・CSS 19
- AWS 16
- 仮想環境 15
- レスポンシブデザイン 13
- マイコン 11
- WEB全般 11
- 動画製作 9
- Webサービス 8
- 統合開発環境 8
- 機械学習 8
- PyCharm 7
- jQuery 7
- AfterEffects 7
- 起業・設立 7
- Django REST framework 6
- C# 6
- デザイン 6
- SEO 6
- pydata 6
- Visual Studio 5
- 数学 5
- 携帯サイト 5
- heroku 5
- Mac 5
- illustrator 5
- node.js 5
- Anaconda 5
- Nginx 4
- Jupyter Notebook 4
- インフラ 4
- Google Colaboratory 4
- symfony 4
- Webスクレイピング 3
- photoshop 3
- Go言語 3
- PC 3
- ツール 3
- Docker 3
- facebook 3
- 作業効率化 3
- データベース 3
- Cloud9 3
- コマンド 2
- micro:bit 2
- Kali Linux 2
- Webサーバー 2
- MariaDB 2
- ドローン 2
- コンテナ 2
- DaVinci Resolve 2
- ネットワーク 2
- Java 2
- movie 2
- PCDJ 2
- 音楽 2
- XSERVER 2
- Ansible 1
- Vue.js 1
- JSON 1
- Bootstrap 1
- バージョン管理システム 1
- SSL 1
- S3 1
- ムームードメイン 1
- ネットワーク 1
- アニメーション 1
- D3.js 1
- Rhino 1
- アニメ 1
- git 1
- windows 1
- アクセス解析 1
- スマートフォン 1
- アフィリエイトノウハウ 1
- 知識 1
- TypeScript 1
- 役立つ本・書籍 1
- データサイエンス 1
- ESP32 1
- AI 1
- ownCloud 1
- API 1