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【AWS】サブネットからインターネット回線に接続する【サブネット】
AWSのサブネットにインターネット回線を引き込みます。
インターネット回線を引き込む
前回は、VPCを作成してサブネットに分割しました。分割後のサブネットは公開する意味を込めて「パブリックサブネット」と名づけました。
今回は、このパブリックサブネットをインターネットと接続します。これは、自分のネットワークにインターネット回線を引き込む作業に相当します。
作業の流れ
- ①インターネットゲートウェイを作成します。
- ②VPC領域をインターネットゲートウェイにアタッチ(結びつけ)します。
- ③VPC領域のデフォルトのルートテーブルを確認します。
- ④新規にルートテーブルを作成します。
- ⑤ルートテーブルをパブリックサブネットに割り当てます。
- ⑥VPC領域のパブリックサブネットをインターネットに接続します。
- ⑦デフォルトゲートウェイをインターネットゲートウェイに設定します。
- ⑧正しく設定できたか確認します。
必要なもの
今回の作業をするにあたり、必要なものは以下の通りです。
前提条件
AWS | アカウント取得済み。 |
---|
インターネットゲートウェイ作成・VPC領域アタッチ
Amazon VPC領域を作成します。
①AWSのコンソールにログインします。
→AWS
②VPCと進み、インターネットゲートウェイをクリックします。
③インターネットゲートウェイメニューが開きますので、「インターネットゲートウェイを作成」をクリックします。
④「作成」をクリックします。
⑤新たにインターネットゲートウェイができましたので、リストの左側をチェックしてVPCにアタッチをクリックします。
⑥前回作成したVPCを選択し、「アタッチ」をクリックします。
これでVPC領域にインターネットゲートウェイを結びつけることができました。
AmazonVPCのルートテーブルを確認
AmazonVPCでは、サブネットごとにルートテーブルを設定できます。サブネットにインターネット回線を引き込む前に、VPCのルートテーブルを確認します。
①サブネットをクリックしてサブネットの一覧を表示します。
②確認したいサブネットをクリックして、説明タブのルートテーブルを確認します。
③ルートテーブルをクリックしてルートテーブルの一覧を表示します。
④②で確認したルートテーブルを選択し、ルートタブをクリックします。
以下のような内容が表示されます。
送信先 | ステータス |
---|---|
10.0.0.0/16 | local |
これは、VPC領域のIPアドレス「10.0.0.0/16」宛てのパケットは、ローカルネットワークに転送するという意味です。
デフォルトではインターネットに接続できない
デフォルトのルートテーブル設定では、上記の設定しかないため、「10.0.0.0/16」範囲外のパケットは全て破棄されます。つまり、このままではインターネットに接続できません。
AmazonVPCでルートテーブルを設定する
それでは、新しく作成したインターネットゲートウェイをインターネットに接続するための設定を行います。そのためには、「10.0.0.0/16」宛て以外のパケットをインターネットゲートウェイに転送する必要があります。
具体的には、「10.0.0.0/16」宛て以外のパケットをインターネットゲートウェイに転送するルートテーブルを作成します。
①「ルートテーブルの作成」をクリックします。
②名前タグを入力し、VPCを選択して「作成」をクリックします。
名前タグ | パブリックルートテーブル |
---|---|
VPC | VPC領域(前回作成済みのVPC) |
③作成されたルートテーブルをチェックして、「サブネットの関連付け」タブをクリックします。「サブネット関連付け編集」をクリックします。
④割り当てたいサブネットをチェックし、「保存」をクリックします。
⑤作成されたルートテーブルをチェックして、「ルート」タブをクリックします。「ルートの編集」をクリックします。
⑥「ルートの追加」をクリックして、送信先「0.0.0.0/0」を入力します。ターゲットを「igw-」から始まるあて先(インターネットゲートウェイ)を選択して「ルートの保存」をクリックします。
送信先 | 0.0.0.0/0 |
---|---|
ターゲット | igw-xxxxxxxxxx(作成済みのインターネットゲートウェイ) |
以上で設定は完了です。
サブネットに対するルートテーブル設定を確認
①サブネットをクリックしてサブネットの一覧を表示します。
②関連付けしたサブネット(パブリックサブネット)をチェックします。ルートテーブルタグをクリックして「パブリックルートテーブル」に変わったことを確認します。
ちょっとしたへスクロールして、「0.0.0.0/0」がインターネットゲートウェイに設定されていることを確認します。
次回
次回はいよいよ仮想サーバーを立ててみたいと思います。
- Python 114
- 制作 54
- RaspberryPi 41
- Django 40
- WordPress 40
- Linux 27
- VPS 22
- JavaScript 21
- PHP 20
- HTML・CSS 19
- AWS 16
- 仮想環境 15
- レスポンシブデザイン 13
- マイコン 11
- WEB全般 11
- 動画製作 9
- Webサービス 8
- 統合開発環境 8
- 機械学習 8
- PyCharm 7
- jQuery 7
- AfterEffects 7
- 起業・設立 7
- Django REST framework 6
- C# 6
- デザイン 6
- SEO 6
- pydata 6
- Visual Studio 5
- 数学 5
- 携帯サイト 5
- heroku 5
- Mac 5
- illustrator 5
- node.js 5
- Anaconda 5
- Nginx 4
- Jupyter Notebook 4
- インフラ 4
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- photoshop 3
- Go言語 3
- PC 3
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